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2018/09/20

「アレルギーは反応しやすさの病気!」 井上先生を囲むプチおしゃべり会




週末は、お仕事で東京に来られた
大阪南医療センター小児科の
アレルギー専門医の井上先生が来てくださる
豪華おしゃべり会でした!

みんな首都圏で
最先端の治療ができる病院に通っていても、
食べ進めることが上手くできず行き詰まっていて。

先生は一人ひとりの話にじっくり耳を傾けながら、
食べるために他の臓器のアレルギー反応を
しっかり抑えていくことを
ていねいに教えてくださいました。

それは、たとえば、こんな内容です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【いつも体を掻いている】【食べると湿疹がでる】
→かゆくないように、食べても症状が出ないように、皮膚の治療やケアする

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【運動すると咳が出る】
→運動しても出ないように、喘息の吸入薬をしっかり使う

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【一年中、鼻がつまっている】【花粉の時期にティッシュが山盛りになる】
→ステロイドの点鼻薬、鼻うがいなどの治療をする

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【目がかゆくて目のまわりがいつも赤い】【目をこすって白目がぶよぶよになる】
→かゆくないように、点眼で治療する

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんなふうに、
アレルギーの症状で起こっていることを
一つひとつていねいに見直してみると、
やっていないことがたくさんありませんか。

こうした治療を地道に続けていると、
3ヶ月後、半年後に、
体の変化を感じることができるようになります。

娘が体験した そのもっとも大きな変化は、
負荷試験のときでした。

アトピーがひどいときには
全身に地図状の蕁麻疹が広がり、
「地獄の痒み」と娘が言うほどの
ひどい痒みに襲われていたのが、
お肌がつるつるになったら、
皮膚症状がほとんど出ませんでした。

また、
喘息がコントロールされていないと、
アナフィラキシーで呼吸器に症状が
出やすいことも、データでもわかっています。



先生がくださった岡山の講演会資料の1枚です。

「アレルギーは“反応しやすさ”の病気」

これだー!
先生がいつも教えてくださっていることを、
一言で表すことばに出会えました!

どうして、
食べていくことの治療の前に、
皮膚や喘息や鼻や目の治療が必要なのか。

それは、アレルギーが反応しやすさの病気だから。

アレルギーで症状が出ているところを治療することで、
体全体の反応が小さくなってくるのです。

食べても、走っても、花粉の時期でも
びくともしない、
反応しにくい体をつくることが、
食物アレルギー治療の
近道であるといえそうです。

「治す治療は、反応させない治療だよ」

その言葉の意味が、
理解できるようになりました。

娘はお盆に主治医先生からも
おなじようにご指導をうけて、
いま、点鼻、点眼、吸入、スキンケアを
まいにち欠かしません。

鼻をかむことがほとんどなくなりました。
皮膚も週1のステロイドで、
もっちりとしたつるつるを維持しています。

食べていくことがうまくいかない場合、
そこだけを見るのではなく、
他の部位を見直してみると、
まだまだ
できることがあるのではないでしょうか。



この夏は、全国各地での自然災害で
アレルギーのある子どもたちのことが
気がかりです。

そんななか、
「最大の安全は治すこと」
ときっぱりおっしゃる井上先生。

なかなかうまくいかない治療に、
みんな「治る」ことを少しあきらめていたけれど、
先生と話すと、
なんだか治った気になってしまうのが不思議です。


そして先生はこう続けます。

「アレルギーは食べなければ普通の子。
頭の中をアレルギーのことでいっぱいにしないで、
普通の子としての時間を親子で楽しんで」

みんなでじーん😭

いつも、
あたりまえのことに気づかせて下さる先生です。



免疫療法に入る時、覚悟を持って治療にのぞんでと
言われたことがあります。
毎日のことなのに、
覚悟や緊張感でいっぱいの治療はつらすぎる。

根性で治る治療ではないし、修行でもない。
ましてや、食べ物は薬でもない。

本来、食べることは楽しいことなんだから、
苦しくなくて、たのしくて、
おいしいと思える方法でやらなくちゃ。

それは、井上先生が師匠と仰ぐ
国立成育医療センターの大矢先生が、
娘が治療をスタートする時にもおっしゃった言葉でした。


8年前、娘が小4から始めた
牛乳の急速経口免疫療法の治療で
心理的なアレルギーになり、
メンタルがぼろぼろに崩れてから、
治療に戻れるのに3年の月日がかかりました。

心理的なアレルギーを治すのは、
食べることよりも時間がかかります。

あの思いは、
もう次に続く人にはしてほしくないのです。


まだまだできることたくさんあるよ、
という先生の言葉から、
今日もたくさんヒントと希望をいただきました。


昨日は岡山、今日は東京と、
とてもお疲れのはずなのに
こんなふうに母親たちの場に
長時間お付き合いくださったことに、
心から感謝です。

アレルギーをつうじた出会い