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2018/02/13

赤ちゃんから思春期まで★アトピーっ子のスキンケア

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アレルギーを考える母の会の主催する講演会では、この数年、講演の合間に石けんの泡立て方の実演をしてくれます。
皮膚を洗うとき、よーく泡立てたほうがいいとはわかっていても、めんどうだったり、お風呂でそんな時間とれないと思ったり、ちゃんと実践している方って案外少ないのではないでしょうか。

なぜ泡で洗うのがよいか。
それは、
泡は洗浄力の目安だから
なんです。「泡立っている=洗浄力がある」と考えることができるんですって!
また、
泡には皮膚の汚れをはがし取って、つつみこむ働きがある
クッションになって、摩擦による肌への刺激を少なくする
働きもあるのだとか。
泡でやさしく包みながら、アトピーの悪化因子となる汗や黄色ブドウ球菌などをしっかり落としましょ~♪

・・・・・

泡立ては、実演で見ると、驚くほど簡単にできちゃうことがわかります。「めんどくさいー」のハードルが下がります。

▼以下2枚の動画は、【固形石鹸、液体石鹸を泡立てる】バージョン。
固形石鹸や液体石鹸を使う場合は、洗面器にお湯を入れて、泡立てネットがあると早くきめ細かい泡が作れます。

実演してくださっているのは、国立神奈川病院 アレルギー科(小児)の渡辺博子先生!!!
国立神奈川病院 アレルギー科(小児)のサイトはこちら ←おすすめです♪
お医者さま自らがここまでやってくださるなんて初めてです。お母さん目線でアドバイスがきめ細やかです。






▼次の動画は【液体石鹸をビニール袋で泡立てる】バージョン。
アレルギーを考える母の会の園部まり子さんが実演してくださっています。

液体石鹸とお湯をビニール袋に入れて作ります。ビニール袋をペットボトルにしても同じような泡がすぐに作れます。小さいお子さんなら遊びながら楽しくできますね。
お風呂の中では慌ただしければ、入る直前に脱衣所で泡を作っておいてもいいですよ。しっかり作った泡は簡単には消えません。




▼コメント欄で、わが家の石鹸は何を使っているかとご質問いただいたのでご参考まで。
わが家はミヨシの泡ボディーソープです。詰め替え用はオーケーストアで400円前後で買えます。本当はこれも泡がゆるめなので、さらに泡立てた方がよいみたい。動画にあったように、泡ソープに5倍の水を入れたら洗面器いっぱいの泡ができて、泡立てた方がコスパはいいですね。
※この商品をおすすめしているわけではありません。ミヨシから何ももらってませんw



▼さらに、洗い方のポイント、外用薬や保湿剤の塗り方は、環境再生保全機構「すこやかライフ No.43」 に詳しいです。ぜひ見てみて~


 
▼さいごに「すこやかライフ No.43」から、都立小児総合医療センターアレルギー科の赤澤先生メッセージを。




わが家のアレルギーっ子も、生まれてからずっとアトピーでした。中3までの15年間、食物アレルギーを治すことはたくさんしてきたつもりだけど、アトピーを治すことはいつも二の次。いつもいまひとつお肌がキレイになりきらないまま、ステロイド(アルメタ)をずっとだらだらと使ってきました(少しきれいになれば、多少痒くてもそれでいいと思っていました)。
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そして、小児科にかかれるラストチャンスの中3で転院。アトピー指導で有名な国立成育医療研究センターの主治医のもと、「本気でアトピーを治そう!」と頑張りました(娘が:笑)。
夜だけでなく朝シャワーも行い、夜は泡でしっかり洗って強めのステロイドに切り替えて半年で、見ても触れても湿疹ゼロの、つるつるのお肌になりました。
いまは高校2年生ですが、週1度のプロアクティブ療法(皮膚の見た目がきれいになった後もステロイド外用薬を使う)でつるつるを維持できています。
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あんなに治すことができなかったアトピーですが、赤澤先生の言葉にあるように、
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✔どのレベルの薬を
>>>>(ステロイドのレベルが弱すぎませんか?)

✔どこに
>>>>(悪いところだけ塗ってませんか?)

✔どのくらいの量
>>>>(薄くのばしていませんか?)

✔どのくらいの頻度で
>>>>(朝と夜、全身に適切な強さのステロイドをしっかり使うと、1週間もすればツルツルになります。が、治療はここからが肝心。少しよくなるとすぐに減量したり、やめたりしていませんか?どの状態になれば減量できるか、医師からちゃんと指導されていますか?)

✔いつまで使用するのか
>>>>(少しよくなるとやめてませんか?見ても触れても湿疹ゼロのツルツルですか?)
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をしっかり指導してくださる先生に出会って、最初は一時的にステロイドを多く使っても、1年後には週1回のステロイドでOKになりました。15年間毎日使い続けたことを考えれば、トータルのステロイド量はぐっと減っています。
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ちいさいお子さんがステロイドを使わないでどろどろの皮膚のままでいることは、成長や感染などの意味でもリスクが大きいと感じています。正しい使い方の指導ができる先生のもとで使っていけば、ステロイドは全く怖くありません。年齢が小さいほど、早くよくなります。
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アトピー性皮膚炎は、ガイドラインに基づく標準治療で治すことができます。
もし今、親子で眠れない夜を過ごしている方がいらしたら、きちんと指導できる先生に出会ってほしいといつも思っています。


※参考※
環境再生保全機構「すこやかライフNo.47 2016年3月発行」
【アトピー性皮膚炎 治療とセルフケアの最新動向】
国立成育医療研究センターアレルギー科 医長 大矢幸弘先生


<大矢先生メッセージ>
アトピー性皮膚炎は「かゆみ・湿疹ゼロ」の状態まで治せる病気です。ステロイド外用薬や保湿剤を塗る、体をきれいに洗うことを続けなければならないので、時間もかかり面倒なこともあるでしょう。 しかし、中途半端ではなく、きちんと治すつもりで治療していただきたいと思います。少し良くなると、ついつい油断してしまうかもしれませんが、正しく治療すればかなり重症な人でも治すことができます。
ただし、自然に治るのを待っているのはよくありません。最初は、ステロイド外用薬を使って皮膚をきれいにしましょう。そして、適切にステロイド外用薬を使って炎症を根絶やしにして、ステロイド外用薬がいらなくなるようにしなければなりません。ステロイド外用薬は、副作用を避けることができる薬です。副作用を避けながら、最終的にはステロイド外用薬がいらなくなるところを目指して、スキンケアも同時に続けていきましょう。
ステロイド外用薬、保湿剤、体を洗うこと、それぞれの役割を理解して、根気よく治療を続けるようにしましょう。 そうすれば、かゆみもなく、プールに入っても、汗をかいても平気な生活が送れるようになるでしょう。根気よくがんばりましょう。


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