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2018/02/18

【再掲】牛乳の経口免疫療法(急速法)から6年4ヶ月/アレルゲンを「おいしく食べる」


※2016年12月26日の日記を再度アップします。
「え?6年?」…その経緯は過去の 「経口免疫療法 牛乳(急速法)」 カテゴリーにあります。

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1年間、アトピー治療に力を入れてきたわが家。その間も牛乳は増量なしで、現在飲めている量の維持は続けてきました。

そして今年の春に先生からやっと「牛乳どうしましょう」と言っていただき、現在の状況を説明。

本来毎日摂取するはずが、帰りが遅くなったりで最近週2ー3回程度になってしまっていることや、娘は口の中に牛乳が入るとどうしても違和感がとれず、喉の奥までスポイトを突っ込んで飲んでいること、牛乳の代わりにヨーグルトならと試したら唇が腫れたことがあり、スポイトで飲む以外の方法をイヤがりますと話しました。

すると先生はさりげなく、「条件づけられたんですね」とおっしゃってから、
「イヤだと思いながら食べないことです。おいしい、食べたいと思って食べることが大事。治療は修行ではないから。将来おいしく食べるためにも、イヤではない食べ方を見つけましょう」と。

このとき先生の「条件づけられた」という言葉を聞いて、わたしは、「おいしく食べる」の意味って、そういうことなのか!とハッとしたんです。





先生は行動療法を熟知されており、アレルギーの診療に行動療法をうまく取り入れながら患者教育をされていることを以前から聞いていました。ここで先生がおっしゃった「条件づけ」とは心理学の言葉です。

ここから先はわたしの解釈ですが、たとえば牛乳を摂取して症状が出る経験をくり返していると、牛乳を摂るとまた症状が出るのではないかという不安や恐怖が生まれます。

通常、私たちは牛乳を見ても恐いとは思いませんが、牛乳=症状が出る、怖い…とくり返しの経験の中で条件づけられてしまうと、牛乳を目にしただけでも、症状が出るときのような息苦しさや吐き気などが起こることがあるのです(心理学でいうレスポンデント条件づけ。梅干しを見るとつばが出たり、パブロフの犬実験で示されているような条件反射をさします)。

もちろん、アレルギー児本人にしかわからない微妙な症状が出ていることもあると思いますが、メンタルで症状が出ている可能性もあるということです。ひとの心と体ってつながっているんですよね。 


ですが、一度 条件づけされたこのような恐怖心も、消し去ることができるんです。
それは、条件づけされたものをイヤだと思わない状態で食べていくこと(おいしいと思うものだけ見たり食べたりしていくこと)と、絶対に反応が起こらない量を食べていくことです。
その中で「今日も症状が出なかった」「だいじょうぶだった」と過剰な反応が起こらないことをくり返し確認していくことで、恐怖感をとり去っていくのです。

症状を出さない微量で食べていくことは、体がアレルゲンを受け入れやすくなるだけでなく、心理面でもこんな意味があったのだなぁと気づいた出来事でした。





そんなわけで、前置きが長くなりましたが、「牛乳をおいしく飲もう」大作戦。レンジで30秒でできちゃうカップケーキに混ぜることにしました。

これまで娘は牛乳の原液で飲んでいましたが、口の違和感が消えないのは、(摂取回数が少ないこと以外に)原液が口腔粘膜に直接反応しているのではないかという見解。なので、マフィンなどにして牛乳をコーティングしちゃうことで、口で反応を起こさないことがねらいです。





作り方はちょー簡単なんですよ!ホットケーキミックスと水分を同量にしてレンジで30秒くらいチンするだけなの。

たとえば、わが家なら、
*ホットケーキミックス(イオンか昭和の卵乳不使用のもの)10g
*摂取している牛乳の量+豆乳あわせて10cc
(お好みでココア、レーズン、ブルーベリーなどを入れてね)

これらをカップの中でまぜてレンチン30秒弱でできあがり~!
そうしたらね、「ママ、これおいしい!」って。喉の違和感もないらしいです。

おいしければ続けられるね。
そうやって口の中にも何も違和感がなくなる状態になるまで、増量はしないでいきます。
増量しなくても、摂り続けていれば閾値が上がってくるのだそうです。


そして、牛乳を増量しないで摂取しつつ、ナッツ類の超微量摂取も今年の夏からスタートしました。
高校1年生。
去年の負荷試験では、血圧低下でショックにまでなった某ナッツですが、あきらめていません。治療の可能性がある限り、できるところまで進めていきたいと思っています。

ナッツの進捗はまた今度。

(続く)



牛乳:急速法(2010.8~)